2019.09.02 Monday
リガの夏至祭
JUGEMテーマ:バルト三国
こんにちは。
ちくちくバルト舎のアラタです。
夏の旅から帰国して1ヶ月経ってしまいましたが、未だにブログをなかなかアップすること出来ず。
ブログ書く書く詐欺のようになってます(笑)
本日からまたブログを書き始めたいと思います。
今月の目標は毎日更新!
三日坊主にならないよう頑張ります。
これからバルト三国へ旅行に行かれるかたの参考になれば幸いです。
では続きを。
前回のブログにも書きましたが、今回の旅の目的の一つは夏至祭に行くことでした。
北欧やバルト三国の夏至祭はクリスマスより重要なお祭り。
1年の中で日が最も長く夜が短いことを祝うお祭りです。
ラトヴィアでは「リーゴとヤーニ」と呼ばれています。
自然信仰があるバルト三国ならではの風習ですね。
実は今回の旅行前、エストニアの夏至祭へ行こうと思い現地の友人や先生にどの地域の夏至祭が良いか聞きました。
すると、夏至祭はラトビアの方が大きくて凄いよと言われ、今年はラトビアの夏至祭に行こうと決めた次第です。
ラトビアの夏至祭は6月23日と24日の2日間。
この日は公共交通機関は無料です。
中央市場で購入した花冠を頭に乗せて、夏至祭の会場へ。
中央市場で購入した花冠
色合いがとても素敵☆
会場では大きな特設ステージがあり、民族衣装を着た方々が歌を歌っていました。
民族衣装を着た合唱の人々
これは夏至祭(Līgo)を祝う歌のようです。
広場の中央には火を付ける櫓もあり、見ているだけでワクワク。
焚火の櫓
ライブあり、フォークダンスありと各場所で色々な催しがありました。
民族衣装を着た人々
観客も含めてみんなでフォークダンス
花冠を作るコーナーもありました。
たくさん花材が用意され、子供から大人までみんなで自分の花冠を作っていました。
マーガレットの花を束にしていく女の子
大きな花冠をのせた女性
私も端っこのベンチに座って挑戦!
日本だとワイヤーで花を束ねて作りますが、リガではミシン糸を使うよう。
これがなかなか難しい〜。
悪戦苦闘していると、隣に座ったカップルが花冠を手早く作っていました。
彼氏がお花を同じ長さに手で切り揃え、彼女に渡して彼女がお花を束ねていく。
素晴らしい連携プレーであっという間に素敵な花冠が完成☆
とっても可愛いカップルだったので、お願いして写真を撮らせて頂きました。
とっても素敵で可愛いお二人
本当に可愛いカップル。二人が花冠を作っている姿を見ていて、とても幸せな気持ちに。
ありがとう〜。いつまでも仲良くお幸せに☆
中央市場では男の子も花冠を作って売っていたけれど、小さい時から男女問わず花冠を作れる文化がとても素晴らしいことだなと改めて思います。
ちなみに私が作った冠。時間かけた割に小さいものが出来上がりました。
白と黄色のマーガレットで作ってみました
花冠を作り終え、櫓の方へ行くと、ちょうど焚き火が始まったところでした。
櫓には昨年の花冠が付けられています。
花冠は1年間お守りとしてお家に飾り、翌年のこの焚き火で燃やすそうです。
日本のとんど焼きみたいな感じですね。
櫓の前で記念撮影
白夜なので、うっかり長居していることに気づき慌ててホテルへ帰ることに。
今まで明るかったのに帰る頃にはかなり真っ暗。この時点で夜11時過ぎ。
恐るべし白夜。本当に時間の感覚が分からなくなります。
帰り道に市庁舎広場にあるブラックヘッドの会館がライトアップされていて素敵でした。
ラトヴィアのガイドブックなどに必ず載っているせいか、ブラックヘッドの会館を見るとラトヴィアに来たなと実感できる建物だと思います。
昼間とはまた雰囲気が違います。
ブラックヘッドの会館
ブラックヘッドの会館前ではオペラ歌手の方がパフォーマンスされていました。
クラシカルな建物の前でオペラが聴けるなんてとても贅沢。
次回リガを訪れた際はオペラ座でオペラ鑑賞したいなあ。
今回時間の都合でリガの街中での夏至祭体験となりましたが、本当は山の方での夏至祭を体験したかった。
前日仕入先の方に夏至祭の話を聞いたところ、山の方で行っている夏至祭はかなりトラディショナルなもののようでした。
野外博物館などで行っているものもきっともう少しトラディショナルな夏至祭なのではないかと思います。
リガの街中の夏至祭はどちらかというと夏フェスみたいな感じ。
これはこれで楽しかったけれど、来年はトラディショナルな夏至祭を体験したいと思っています。