【Archive】旅するエストニアツアー9日目:歌の祭典Laulu pidu

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2022年2月24日。

104回目のエストニア独立記念日の日にとても悲しい出来事が起きてしまいました。

ロシアがウクライナを攻撃するだなんて。

これは現実なのだろうかと、あまりのショックに最初は言葉も出ませんでした。

 

どちらも好きな国だけに争いはやめて欲しい。

武力なんて何も解決しない。

1日も早く争いが終わり平和が訪れますように。

そう願うしかありません。

 

エストニアもソ連が崩壊して独立を果たし自由になってからまだたった30年ほど。

今回の戦争で近隣国であるバルト三国もまたいつか攻撃されるかもしれないという恐怖があります。

 

 

今日は3年前のツアーレポートも兼ねて独立を歌で勝ち取ったエストニアの歌の祭典についてお伝えしたいと思います。

 

 

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2019年夏のツアー9日目。

延泊ツアー3日目の2019年7月6日。

 

5年に一度タリンで開催される「歌と踊りの祭典」へ行きました。

いよいよ歌の祭典の日。歌の祭典はエストニア語で「Laulu pidu(ラウル ピドゥ)と言います。直訳すると歌祭です。

歌の祭典は2日間ありますが、私たちは初日に行きました。

 

午前中はタリン旧市街にて自由行動。

皆さんそれぞれお買い物を楽しみました。

 

そして、午後から市内のパレードがスタート。

 

Viru門の側にあるTammsaare Parkにはエストニア各地域の民族衣装を着た写真が展示されていました。

 

 

 

こちらは2017年にKihnu島のミュージアムで展示会をされていたエストニア女性写真家Birgit Püveさんの写真です。

壁紙とKihnuの民族衣装とのコントラストがとても素敵で大好きな写真。

当時の展示についてのブログはこちら→☆☆☆

 

 

エストニアの写真家Birgit Püveさんの作品

 

 

こちらはフランス人写真家Jérémie Jungさんの作品。

セト地方の民族衣装を着た女性の写真がとても素敵でした。

 

フランス人写真家Jérémie Jungさんの作品

 

 

 

 

エストニア各地方の民族衣装を着たチームが市内から歌の祭典の会場へと歩いていきます。

それぞれの民族衣装がとても素敵。

 

セト地方のチーム

民族衣装が独特で素敵♪

 

 

ホワイトバージョンのジャンパースカートを着たマダム

目立ちますね。

 

 

 

こちらの動画はエストニア南部Mulgi地方の民族衣装を纏った出演者たち。

Mulgiの中でも地域別に民族衣装が違っています。

 

 

 

 

エストニア全土の民族衣装を一気に見ることが出来て、民族衣装好きには堪らない1日です。

 

パレードを見ながら歌の祭典会場へ到着。

 

 

 

歌の祭典の会場です

 

 

各地域の民族衣装を纏って歌う女性たち

 

 

 

 

合唱はとにかく素晴らしかった!魂が篭った歌声はとても美しく胸を打たれるものがありました。

空に響き渡る歌声には平和の願いがとても感じられます。

 

1曲ごと舞台で入れ替えがあり、時間をかけて移動して次の曲を始めるという独特な緩い進行には少し驚きました。

 

 

 

 

祭典が終わったのは夜11時頃。

ツアー参加者さんはかなり眠そうでした。

最後に皆さんと記念撮影。

 

歌の祭典の会場にて

ツアー参加者の皆さんと記念撮影

 

 

 

皆さん、お疲れ様でした。

あれから3年経ってしまいましたね。

至らない部分も多々ありましたが、皆さんにとって楽しい思い出になっていて下さったら嬉しいです。

 

 

1日も早く平和が訪れ、来年こそは安心安全でツアー再開出来るといいなと願っています。